新潟県糸魚川市で2006年に発見されたサメの歯の化石が、鑑定の結果、サメの歯の化石としては国内最古とみられることが27日、分かった。中央部に、これまでの発見例にはない幅約1ミリの溝があることから、新種の可能性が高いという。
石の博物館「フォッサマグナミュージアム」(同市)によると、化石はコクリオドゥス科のサメの下顎中心部に生えていた歯で、幅1.8センチ、長さ1.6センチ。発見された地層から3億3000万年前のものとみられる。
同市在住の化石愛好家佐藤毅一さん(72)が06年8月に同館敷地内の化石発掘体験ができる場所で発見。専門家が鑑定した結果、国内最古で新種の可能性が高いことが分かった。
(時事通信社)
サメの歯・サメの肌について 調べてみましょう。
◆サメの歯
サメの歯は食べるものによっていろいろな形をしています。
他の生き物を食べるホホジロザメの歯は、まるでナイフのように簡単に紙を切ることができるくらい鋭くなっています。
シロワニの歯は針のようにとがっています。
貝をくだいて食べるネコザメの歯は平らで頑丈にできています。
◆サメの歯は何度でもはえてくる?
人間は赤ちゃんの歯が抜けておとなの歯が生えたあとは、抜けると2度と生えてきません。
サメのあごの標本を見てみると、歯が何列も並んでいるのがわかります。 サメの歯は抜けても、ベルトコンベアのように次から次へと何度でも生えてくるのです。
筒井歯科