面白い本を読みました。シマウマの顔が長い理由についてです。
現在のウマは「シマが消えたシマウマ」で、シマウマはウマの祖先だと言われています。
その進化に大きな役割を果たしたのが、がっちりとした大きな歯。
しかし、大昔のウマたちは今より丸顔で歯も小さく、やわらかい葉を食べていました。
あるとき、大規模の気候の変化によって緑の大地は枯れ、後に残ったのは乾燥した草原だけに。
硬い草を噛むことも消化もできない彼らは、あえなく絶滅してしまったのです。
これを生きのびるため、シマウマや一部のウマは、硬い草でも噛みくだき、すりつぶせる巨大な歯を支えるには、歯ぐきに埋まる歯の根も長くしなければなりません。
上の歯の根がある位置は、目の真下。
丸顔のままでは、長い歯の根が目を突き刺してしまうため、口そのものが前へ前へと移動し、おなじみの長い顔が誕生しました。
・・・といった内容です。
こういった環境の流れに適応することにより、前歯で草を噛み切り、臼歯で草をすり潰すようにして食べる姿を動物園で見かけるのですね☆
筒井歯科
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