くさび状欠損

くさび状欠損とは歯の根元が欠けてくる症状で、歯ブラシの磨耗によってできる場合と、歯ぎしりや食いしばりのような強い力によって歯の根元の部分の歯質が割れて剥がれることによってできる場合があります。

特に、大きな要因は歯の「くいしばり」です。

くいしばると、歯に大きな力がかかり、根元のあたりにその「ひずみ」が集中します。

こうした力が繰り返しかかることによって、歯の結晶にごく小さなキズが発生。

そこを、ゴシゴシみがき過ぎると歯が削れてしまうのです。

かみ合わせが悪く特定の歯に力がかかる人、スポーツ選手、寝ている時に歯ぎしりをする人などがこの状態になりやすいといわれます。

こうした人は、気付かないでいると歯がパックリと割れる危険性もあるのです。

原因を取り除き、欠けた部分には虫歯をつめる材料で補填することで治療します。

放っておくと、食べ物がたまって虫歯になりやすくなったり、知覚過敏の症状がでることがあります。

くさび状欠損タイプの人の対処法◆かみ合わせが悪い人は・・・バランス良くかむよう気をつける。食べる時以外に上下の歯を接触させない。かみ合わせ治療を受ける。

◆歯ぎしりをする人は・・・就寝時にマウスピースをする。

◆正しい歯みがき・・・硬い毛の歯ブラシを使わない。みがくときに力を入れすぎない。

筒井歯科

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